塾のバイトで短期ってあるの?普通はどのくらい働くの?
大学生の定番バイトの一つとして挙げられる、塾講師のアルバイトですが、実際に働いてみようとすると少し緊張するかもしれません。教育業で、講師、もしくは先生と呼ばれる職業となると、責任を強く感じるでしょうし、自分が教わる側だったころを思い出すと、少々固い雰囲気の仕事というイメージもあるでしょう。
塾講師のアルバイトはやってみたいけれど、最初は不安という人は、挑戦という意味合いで、少しの期間やってみることが出来る求人があればいいなと思うことがあるかもしれません。
塾バイトで短期の募集ってあるの?
塾の講師採用で、短期の募集ですと銘打っている所はなかなかありません。しかし、冬期講習や夏期講習など、講習期間のみの短期もOKとしている塾もあります。そのため、もし塾側とあなたの方向性が一致すれば、短期のみの募集と実質的に変わらない期間で働くこともできます。そのような場合の採用を期間採用などと言ったりします。
もちろん、長期採用を狙って面接に行ったつもりでも、同じような人が先に既に決まってしまっていて、仕方なく期間採用となる場合もあるでしょう。季節ごとの講習では普段よりも生徒数が増えることがあるので、既にその対応に必要な講師数を確保するための雇用枠しかなくなってしまった場合です。
それも重要な経験の一つになるので、本意でない人もせっかくの機会だと思って経験してみるといいのではないでしょうか。もちろん、最初は期間採用という契約しか結んでいなかったけれども、双方の意思によって、もっと長期的な契約にシフトするということもあるかもしれません。
いずれにしても、塾講師採用の基本的な姿勢は、長期雇用を見据えたアルバイト採用だということを覚えておきましょう。応募するとしたら、やはり仕事に対するやる気が重要になります。
長期の塾のバイトってどのくらいの期間?
基本的に講師のアルバイトで長期採用という場合は、1年などの単位で採用ということが多いです。そのペースで契約更新を続けていくのが塾のアルバイトの特徴で、年に1回の受験に合わせてアルバイト契約を更新しているという状態です。基本的には長期で採用されたら、その年の受験まではしっかり責任をもって勤めることが必要です。
しかし、アルバイト側のあなたに長く勤める意思があっても、その通りになるかどうかは不確定です。なぜなら、年1回ないしは2回ぐらいの間隔で、雇用主側、つまり、塾側が契約を続けるかどうかチェックしているということがとても多いですからです。
ですから日々の業務をしっかりとこなしていないと、アルバイト側に継続の意思があっても、塾側から雇用打ち切りを言い渡されることもあり得ます。非常に厳しいですが、質が重視される職業なので、これは仕方のないことです。
ちなみに、このようなチェック時には、雇用継続に関してのみならず、減給、昇給に関しても同時に査定している場合もあります。日頃の業務態度が見られますので、塾の状況に合わせて努力しておくことがとても大切です。
このあたりの事情は、アルバイトといえど教育業、生徒の人生がかかった受験を扱うという仕事であることで、厳しいと感じることがあるかもしれません。しかし、どんな仕事でもそのような評価の目や機会というものが付き物とも言えます。なので、あまり気負わずに仕事に挑んでみるのが大切です。
どうして塾講師は短期のバイトはないの?
短期間のバイト採用の場合も稀にあるとは言え、基本的には塾側は通常の長期でアルバイトの募集をかけているものです。その裏には、時間とお金をかけてせっかく採用が決まって研修で育てた人材には、なるべく長く勤めて欲しいという、どこの会社にも共通した思いがあるからです。
誰しも最初から全てうまくできるわけではないのは企業側も承知していますし、そのために研修というものが設けられています。研修の時期に慣れていってもらって、自立して仕事ができるようになれば十分という考え方も一般的です。
研修期間は座学でその塾の特徴、方針や、教えるにあたってのメソッドを学んだり、先輩講師や社員講師の授業見学をしたりして、お金をもらいながら手間と時間をかけて育ててもらえるものです。
この研修を終えれば基本的には講師として生徒に教えることはできるようになるはずで、その後は戦力の一人とカウントされます。短期募集だとようやく戦力になったと思ったら辞めてしまうので、企業の立場に立つと講師の短期採用は非効率的なのです。
まとめ
時給が高いこともあって、性に合えばとても充実したバイト生活を送れそうな講師業です。通う生徒はこれからの人生がかかっていると考えているため、みんな必死で目標に向けて学習に励んでいます。
雇用の期間は講師側の問題として考え、生徒たちをきちんとステップアップさせるべく仕事にあたることが重要です。そうすると、生徒の成長があった時の驚くほどの好循環、その連鎖に対する感動など、この塾講師ならではの達成感を味わえることでしょう。