塾で楽しく仕事をする秘訣
塾で楽しく仕事をする秘訣
学習塾はどういう職場なんでしょうか。一番の特徴は、とにかく多くの人が一つの場所に集まる職場であるということだと思います。生徒、先生を合わせると、一日に数十名、多い場合は数百名が校舎に集まることも珍しくありません。
「えー、そんなにたくさんの人のいるところは苦手…」と思う人もいるかもしれませんが、大丈夫!基本のコミュニケーションは1対1。1人で数十名、数百名と戦うわけではありません(^^)/。
ただ、いくら教えることが好きでも、いつまでも知らない生徒ばかり、知らない先生ばかりの職場だと、なかなか楽しめないかもしれません。自分が教える生徒はもちろんのこと、自分が担当していない生徒、仕事上のやりとりがない先生たちともしっかりコミュニケーションをとっていくと、塾が自分の居場所のように感じられ、楽しい職場になるかもしれませんね。
- 秘訣1:まずは1人と仲良くなる
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「職場に好きな人を一人作ると、仕事行くのが凄く楽しくなるんよね。別に、その人とそういう関係になろうとかはこれっぽっちも・・・・思ってるんだけど。」(by明石家さんま)
後半は冗談として、やはり仲が良い人が1人いるだけで職場に対する印象は大きく変わります。沢山の人が集まりますが、まずは1人、自分が話しやすい人と仲良くしていきましょう。その人と楽しく会話している姿を見れば、まわりの人たちも貴方に声をかけやすくなるでしょう。
- 秘訣2:リーダー格の先生と仲良くなる
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人が集まる場所には、自然と、みなを引っ張っていくリーダーが生まれるものです。そして、リーダーがその場の雰囲気を作っていきます。当然、そういったリーダーたちと仲良くしておいたほうが、リーダーを支持しているほかの先生たちとも仲良くしやすいでしょう。
大きな校舎であれば複数のリーダーがいるでしょうし、小さな校舎では教室長や塾長がリーダー役を直接担当しているかもしれません。
「偉い人にゴマをすらなきゃいけないの?」と感じた人もいるかもしれませんが、そんなに堅苦しく考えなくても大丈夫(^^) 他人の家に行ったときに、家の主人(男女問わず)と顔を合わせたら、挨拶ぐらいはすると思います。この挨拶にちょっぴり「笑顔」をプラスするくらいの感覚です。
- 秘訣3:授業後の時間を楽しむ
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授業中、授業の合間などは同僚の先生たちとゆっくり話す時間はありません。では、どこでコミュニケーションをとるかと言えば、授業後、それも生徒が帰ったあとの教室です。
「授業が終わったらすぐ帰る」それはそれで、授業をきっちりやっていれば問題ありません。ただ、実は授業後の教室では色々なコミュニケーションが交わされます。生徒の情報、教え方のコツ、テストの情報など教務面でのやりとりに限らず、先生同士お互いの近況を語り合ったり、教室を閉めて一緒に食事に行くこともあるでしょう。
中学校生活や高校生活も、放課後が一番楽しくなかったですか?アルバイトもそれと同じなんです。
授業後の時間を「仕事」と思わず、「交流の場」として楽しむことができると、塾ライフも単に「時間の切り売りをするアルバイト」ではなく、人脈をつくるなど、自分の人生を豊かにする場に変えることができるでしょう。リーダークラスになれば、塾の運営に関わることもできて、就活のときにアピールできる材料にもなるかもしれませんね(^O^) 居心地が良すぎて、そのまま塾に就職してしまう人も結構いますよ。
- 秘訣4:生徒の成績を上げる
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どれだけ人間関係に恵まれても、目の前の生徒の成績を上げることができなければ、やはり仕事を楽しむことはできないでしょう。成績を上げることで生徒の笑顔を見てやりがいを感じる。当たり前ですが、これが塾講師の一番の醍醐味です。
教え方には様々なコツがあります。「(先生が)自分で問題が解ける、解き方を説明できる」ということと、「生徒ができるようになる」ということの間には、大きな壁が存在します。1人で抱え込まず、ベテランの先生や教室長に相談しながら、スキルアップしていくと良いかもしれません。
- 秘訣5:最初は、なるべく多めにシフトに入る
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職場の雰囲気に慣れるまで、最初は多めにシフトに入るとよいでしょう。
人間関係の大半は、出会ってからすぐの、印象やコミュニケーション量で決まってしまいます。学校生活や部活動でも、最初にあまり話さなかった人とは、卒業、引退するまであまり話さなかったという経験はありませんか?逆に一度仲良くなってしまえば、久しぶりに会っても楽しく会話できますよね。
仕事を覚えることについても似たようなことが言えます。週に1回しかやらない仕事を覚えるのは案外難しいです。逆に毎日やっていれば、よほど難しい仕事でない限り、すぐに覚えてしまいます。そして一度覚えたら、たまにしかその仕事をやらなくても大体大丈夫なものです。仕事を覚えてしまえば、あまりシフトに入れなくても塾側からも重宝されるでしょう。
学業や、ほかにやりたいことが沢山あって、週1回勤務を希望される方も、春休みや夏休みにある季節講習のときに多めに勤務するなど、工夫するとよいかもしれませんね。