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和歌山県について和歌山県の紹介紀伊半島の西側に位置している和歌山県は近畿地方に属する県です。和歌山県は県北西部にある和歌山市が県庁所在地となっており、その和歌山市を含めた9つの市と6つの郡20の町と1つの村から成る県で、人口は2017年現在で約95万人となっています。県の南部地域に大きな山地が広がっており、総面積の8割を山地が占めている県であるため、山林業も盛んな地域です。また、太平洋に面した地域であるため温暖な気候と黒潮の影響で果樹栽培や漁業も盛んです。そのほか、和歌山市などの県北部は阪神工業地帯の一翼を担っている地域であり、鉄鋼業や石油産業は和歌山の産業を支えています。和歌山県の特産品、名産品本州の最南端に位置する和歌山県は気候が温暖であることから果物の栽培が盛んな地域です。ミカンや梅、はっさく、柿など生産量日本一の果物も多数あり、伊予柑やネーブルオレンジ、キウイフルーツ、桃など国内有数の生産地としても有名であるため果樹王国とも言われています。そういったことから、和歌山の特産品の多くを果物が占めています。地域柄もあって漁業も盛んな地域であり、マグロや太刀魚などがよく獲れます。それら和歌山県で水揚げされる魚の中でもブランド化もされている「ケンケンかつお」は有名です。和歌山県の気候和歌山県は南北に距離が長いため北部と南部では気候が異なります。和歌山市がある県北部は瀬戸内海式気候に属しているため、天気や湿度が年間を通して安定しており降水量も少なくなっています。また、県南部は黒潮の影響を受けて温暖な気候となる太平洋岸式気候に属しています。日照時間も長く山地も多いことから夏場は涼しく、冬場も比較的に暖かい地域ですが、夏から秋にかけて台風の通り道となる可能性も高いため、降水量は多くなっています。和歌山県の交通機関和歌山県にはJR東海・JR西日本・南海電気鉄道・和歌山電鐵・紀州鉄道といった5つの鉄道会社が乗り入れています。和歌山県の代表的な駅は和歌山市にある和歌山駅で、この駅には三重県から紀伊半島の海岸線沿いを走るJR東海とJR西日本の紀勢本線や大阪府の天王寺駅とを結ぶJR西日本の阪和線、奈良県の王寺駅とを結ぶ和歌山線が乗り入れています。また、紀勢本線も乗り入れている和歌山市駅には、大阪府の難波駅を結ぶ南海電気鉄道の南海本線をはじめ和歌山港線が走っています。そのほかにも南海電気鉄道・高野線や加太線、和歌山電鐵・貴志川線、紀州鉄道・紀州鉄道線といったローカル線も県内を走っています。和歌山県の観光情報和歌山県には世界遺産に登録された熊野三山への参詣道と高野山のほかに、西国三十三所の第一番札所である青岸渡寺や第二番札所である金剛宝寺があるため、社寺参拝のために観光に訪れる人が多いです。また、和歌山県には白浜温泉や勝浦温泉といった国内有数の温泉地があるため、それらの温泉街も和歌山県を代表する観光地となっています。このほかにも和歌山市にある和歌山マリーナシティのポルトヨーロッパや白浜町にあるアドベンチャーワールドなどは人気のテーマパークとなっています。特にアドベンチャーワールドは国内でもっとも多くのジャイアントパンダを飼育しており、大人気の観光スポットとなっています。