二等辺三角形になるための条件_1の教え方・考え方

「二等辺三角形になることを証明する」という、これまでとは逆の視点からの問題になります。「等しい2つの辺や角を見つける」という着地点を、しっかり押さえた教え方をしましょう。これまで習った「性質」についての知識が邪魔をして、何をしようとしているのか混乱してしまう分野です。2つの三角形の合同を証明する→合同なので、対応する2つの辺あるいは2つの角が等しい→よってこの図形は2辺あるいは底角が等しい三角形である、という流れを把握することに時間をかけます。「底角が等しい」という「性質」を、はじめに持って来てしまわないよう区別して指導しましょう。実際に教えていることは今までと同じなのですが、発想を逆転させなければならないので切り替えが難しい単元です。動画の詳しい説明もご参照ください。