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香川県について香川県の紹介香川県は四国の北東部に位置する、人口およそ97万人の県です。もともとは、「讃岐国」と呼ばれた地域にあり、江戸時代には高松藩や丸亀藩などが置かれました。面積は、日本の都道府県の中でも最少で、県の西部では愛媛県、南部では徳島県と境を接しています。また、県の北側（北西部から北東部にかけて）は瀬戸内海に面しています。県庁所在地は高松市で、県のほぼ中央に位置します。高松市の人口はおよそ42万人ですから、県の人口の4割以上が高松市に集中していることになります。香川県の特産品、名産品香川県の名産品としてとくに有名なのはオリーブです。オリーブは、県の木および県の花にも指定されています。瀬戸内海に浮かぶ小豆島は、日本におけるオリーブ栽培発祥の地とされ、日本有数の生産量を誇ります。また、小豆島産の醤油も香川県の特産品の1つです。さらに、讃岐うどんも香川県の名産品として有名です。県の観光振興課や観光協会は香川県を「うどん県」と称し、そのPRに力を入れています。他にも、伝統工芸品としては「香川漆器」や「丸亀うちわ」が有名で、いずれも経済産業大臣の指定する伝統的工芸品に認められています。香川県の気候瀬戸内海に面する香川県は瀬戸内海式気候で、温暖な気候に恵まれています。晴れの日が多く、日照時間が長いといった特徴があります。また、降水量は少なく、夏季には特に少雨になるため、水不足が深刻化することも少なくありません。その一方で、大雨になると河川の氾濫や洪水被害に見舞われることもあります。夏は気温がとりわけ高くなる日が多く、猛暑日や熱帯夜も多く記録されます。冬は厳しい寒さに襲われることはあまりなく、降雪や積雪の少ない地域となっています。香川県の交通機関香川県の北部の瀬戸内海には、1988年に開通した瀬戸大橋があります。瀬戸中央自動車道および本四備讃線（瀬戸大橋線）がこの橋を通っており、自動車や電車で香川県と本州（岡山県）を往来することができます。本四備讃線に加え、香川県内にはJR四国が運行する3路線（予讃線、土讃線、高徳線）があるほか、「ことでん」の愛称で知られる高松琴平電気鉄道も3路線（琴平線、志度線、長尾線）を運行しています。また、道路網に関しては、瀬戸大橋の瀬戸中央自動車道と直結する形で高松自動車道が整備されているほか、国道11号などの幹線道路が整備されています。加えて、県内には高松空港があり、国内線および国際線が運航しています。香川県の観光情報香川県の観光地として有名なのは、県内の琴平町にある金刀比羅宮（琴平宮）です。「こんぴらさん」の愛称で親しまれる神社で、奥社まで非常に長い石段（1,368段）があることでも有名です。海上交通の守り神としても信仰される神社です。また、金刀比羅宮周辺には「ことひら温泉郷」があって、参拝と合わせて利用する観光客も少なくありません。さらに、歴史ファンに人気なのが高松城や丸亀城などのお城です。高松城は国の史跡に指定されており、丸亀城は日本一小さな天守を持つ城として知られます。