塾講師バイトの志望動機|履歴書の書き方・面接対策・例文を解説
2023/04/03
塾講師バイトで採用されるまでには、履歴書を提出したり面接を受けたりするのが一般的です。その中で塾側が特に重視するのは志望動機といわれています。資格や学歴などは事実を伝えるだけ良いですが、志望動機はそれほど単純ではありません。
志望動機は考え方などの内面が垣間見えるので、合否に影響を及ぼす可能性が高いのです。しかし、どのような志望動機が良いのか分からない人もいるでしょう。
そこで今回は塾講師バイトの面接や履歴書で必要になることが多い志望動機の伝え方について詳しく解説します。良い志望動機と悪い志望動機の違いや、具体的な志望動機例などをふまえ、正しい志望動機の考え方が分かります。塾講師を目指す方は参考にしてください。
塾講師バイトの志望動機に「正解」はない!?
アルバイトの面接で必ずと言っていいほど聞かれるのが志望動機、
つまり「なぜあなたはこの塾でアルバイトをしたいのですか」という質問です。
どのような受け答えが望ましく、逆にどのような受け答えが望ましくないのか。
塾でのアルバイトの面接が初めてだという方は、特に知っておきたいことかもしれません。
ただ、志望動機について「正解」はありません。
というのも、結局はどのような志望動機を望ましいと受け取るかは塾による、
というのが本当のところだからです。
その意味で、どのようなアルバイトをするときでもそうですが、まずはあなた自身の本音で志望動機を伝えること。そして、塾と面接を受けるあなたとが「合うか合わないか」を判断してもらうことが重要です。
ただ、そうはいっても、志望動機を「うまく伝えるためのコツ」や、「相手に納得してもらいやすい内容」はあります。
そして、相手へのマナーなどの観点で望ましくない志望動機があるのも確かです。
あるいは、アルバイトの面接が初めてで、そもそも志望動機についてどのように考えていいかわからなくて困ってしまう方もいることでしょう。
そのため、ここでは、志望動機について面接に臨む前に最低限知っておいてほしいことを、【よいフレーズ例】【NGフレーズ例】をもとに紹介します。
塾講師バイトで採用されやすい志望動機は?
塾のアルバイトは、他のアルバイトとは異なる点がたくさんあります。その中でも特に大きいのは、他人の人生に関わる責任のある仕事だということです。そのため、生徒の成績を上げるという信念を持って働くことを求められます。
その信念を強く感じさせる志望動機を考えると、塾側に好感を持ってもらいやすいです。たとえば、自分が塾のおかげで合格できた経験があるなら、恩返しの気持ちを志望動機にすると良いでしょう。また印象に残っている講師がいるなら、その講師とのエピソードを履歴書や面接の志望動機に盛り込むのもおすすめです。
教員を目指していることも志望動機として有効です。講師になって指導経験を積みたいことを志望動機として伝えると、熱意を持って取り組んでくれると期待されやすいです。ただし、注意しなければならない点もあります。将来の目的のための単なる通過点と考えている印象を与えてはいけません。
採用してもらうからには、塾に貢献しようという姿勢を見せる必要があります。塾のために頑張りながら経験も積んでいきたいと伝えると良いでしょう。また教員を目指すほどではなくても、勉強を教えるのが好きな人も多いです。そのような場合は、勉強を教えたいことを志望動機にしても構いません。さらに指導方法を工夫したいことなども伝えると印象が良くなりやすいです。
【良い塾講師バイトの志望動機フレーズ例】
①「自分は◯◯なので、塾講師のアルバイトで生徒に●●してあげたい」
例:「自分は数学が苦手だったが、一生懸命勉強して克服できたので、その経験を生かして、数学が苦手な生徒に丁寧に教えてあげて、わかる喜びを味あわせてあげたい。」
塾講師になったら、自分の経験や長所、自身があることなどを生かして「生徒にこんなことを教えたい、こんなふうにしたい」ということを伝えられると、面接官はあなたが働く姿をイメージしやすく、意欲があることも伝わります。
②「塾講師の経験を通じて、●●を身につけたい。」
例:「将来、人と接する職業に就きたいと思っているので、塾講師の経験を通じて生徒一人ひとりに合わせた教え方をする経験を通じ、コミュニケーション力を身につけたい。」
大学生であれば卒業後など、将来の目標のために身につけたいことがあり、そのために塾のとして塾講師の経験をしたいということが伝えられると、面接をされる方には、あなたがしっかりとした考えを持って応募してくれたことが伝わります。
ただ、このとき、「短所を克服する」ように受け取られないように注意してください。志望動機が「人と話すのが苦手なので、塾講師の経験でコミュニケーション力を身につけたい」となってしまうと、現時点でのマイナスが目立ちってしまうためどうしても印象は悪くなってしまいます。
逆に塾講師のアルバイトに落ちやすい志望動機は?
塾のアルバイトを始める本当の理由として、お金を稼ぎたいと考えている人は多いでしょう。しかし、そのことを包み隠さずに履歴書や面接の志望動機でそのまま伝えるのは避けた方が良いといえます。お金を稼ぐことだけが目的なら、必ずしもその塾を選択する必要はないからです。
同じぐらいの給料を貰えるアルバイトなら、他にもたくさんあるでしょう。つまり、その塾を選択した説明としては説得力に欠けています。塾側はなぜ応募してきたのか納得できない可能性があります。もっと給料の良い塾を見つけたら、すぐに移ってしまう恐れを感じさせてしまうかもしれません。そうなると採用されるのは難しくなります。
そのため、お金を稼ぐことが本当の目的であっても、別の志望動機を用意しておいた方が安全です。しかし、本心からかけ離れていることを志望動機にするのは危険です。志望動機を伝えると、多くの場合はそれに関する質問を受けるからです。その質問に答えるときに、本心でないと勘付かれると追及を受けることになるでしょう。
そして志望動機が偽りのものだとばれると、落ちてしまう可能性が高くなってしまいます。たとえ面接は無事に通ったとしても、働き方などから志望動機が嘘だとばれると関係性が悪くなってしまいます。そのような理由もあり、面接の段階で嘘をついている人物を塾側が採用しようとしないと考えられます。
【NGな塾講師バイトの志望動機フレーズ例】
①「大学(または自宅)から近く、通いやすいため」
アルバイト先は、大学や自宅から近い方がいいということはもっともなこと。
ただ、これが面接先の志望動機の第一の理由となると、「近ければどんなアルバイトでもよかったの?」という印象につながります。
特に、塾講師のアルバイトは、学校の成績に影響し、ひいては生徒の将来に影響しうる仕事。そのため、塾としてもあなたが他のアルバイトではなく「塾講師のアルバイトを選んだ理由」を知りたいものです。
また、塾によって特色がある中で、「どうしてウチの塾で働きたいと思ってくれたんだろう」というのも大きな関心ごと。そのため、志望動機には「なぜ塾講師をやりたいのか」「なぜこの塾に入りたいのか」を伝えられるとよいでしょう。
②「効率的に稼げるアルバイトだと考えたため」
志望動機をこのように答えられてしまうと、(どんなアルバイトでもそうですが)
言われた方は決して気分がよいものではありません。
それだけではなく、「生徒の成績、ひいては人生にも関わる」という
塾講師のアルバイトに伴う責任感をあまりにもわかっていないと感じられてしまいます。
また、事実としても塾講師は決して楽なアルバイトではありません。
生徒と接する楽しさもあれば、だからこそ難しい面もあります。
そのため、そもそも「効率的に稼げる」ということが志望動機では、面接官には「これでは続かないだろうな」と思われることが多いはず。
選考に受かるためだけに作られた志望動機にはならないように!
「この塾で採用されたい!」ということばかりを意識してしまうと、本音とは異なる、採用されるための志望動機になってしまうことが少なくありません。しかし、それで面接を通過したとしても、それは「あなたにとってよい塾(=アルバイト先)」にはならないでしょう。
やはり、働くからにはあなたに合った塾でイキイキと楽しく働ける方が、あなたにとっても塾にとってもよいはずです。
そのため、面接での志望動機に対する心構えとして必要なのは、あなたがなぜその塾でアルバイトをしたいかの本音ときちんと向き合うこと。そのうえで、上記を参考にして、面接官にとってわかりやすく伝わりやすいかたちで話すようにしてください。
塾のアルバイトってどんな人が受かりやすい?
塾は採用した講師にすぐに辞められると困ります。新たな講師を探さなければならなくなり、もう一度、採用活動を実施する必要があるからです。活動には費用がかかりますし、時間も確保しなければなりません。
新人講師への導入教育を済ませた後に辞められると、さらにダメージは大きくなります。教育の費用や時間が無駄になるからです。再募集をしてすぐに講師が見つからなければ、その間は講義を行えなくなる可能性があります。
また学期がスタートすると、その学期中に講師が変わるのは避けたいと塾は考えています。講師が頻繁に変わっていると、生徒は講師の方針の違いにより混乱してしまい、結果的に辞めてしまうという生徒もいるでしょう。
このような理由から、講師がすぐに辞めると塾経営そのものに損害が生じますし、評判も悪くなってしまう恐れがあります。そのため塾アルバイトで受かりやすくするには、すぐに辞めると感じさせないことが大切です。履歴書や面接の志望動機から講師を長く続けてくれそうな人物だと判断されると、採用してもらえる可能性が高まるでしょう。
講師の仕事が好きとアピールするだけでなく、働き続けやすい理由を伝えるのが効果的です。たとえば講義の時間が、ライフスタイルの中で空いている時間帯に該当するなどの理由が良いでしょう。他にも塾が自宅から近いなど、無理なく働けると感じさせるのがおすすめです。
志望動機以外にも知りたい!塾バイト応募のお役立ち情報
塾講師バイトに応募する上で、志望動機以外にも気を付けるべき点はたくさんあります。
様々な情報を塾講師JAPANのサイト内で提供しておりますので、参考にしてみてくださいね♪
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